新型コロナウイルスによる今後の相場は?

新型肺炎コロナウイルスの影響により、ついに緊急事態宣言が発せられました。

諸外国においては、感染防止のためとして出入国を厳しく制限したことで、国際的な人の往来は著しく少なくなりました。

また、密閉・密集・密接の『3つの密』を避けるために飲みの席や繁華街への外出自粛が進んだことで、日本国内での人の移動においても非常に少ない状況となっています。

近年のインバウンドによる経済効果も、今年は先行きが見えず、高級時計や宝飾類などの嗜好品市場は大打撃を受けると予想され、2020年の市場経済の見通しが危惧されています。

しかし、現状ではロレックスなどの高級時計人気は依然として高く、弊社クォークでも全国的に多くの販売が行われています。

昨年2019年から今年2020年にかけて、ロレックスなどの高級時計は定価改定が行われ、実質的に『値上げ』されましたが、実勢相場は特に変動していません。
また、今回のコロナウイルスの影響による相場の低下は起きているものの、暴落とまでは今のところ言えません。

また、このような時期のため、販売・買取を行っている様々なショップでは、従来の流通が滞っているため、買取市場では時計を必要としており、現在は時計の売却をしたい方々にとっては絶好の機会と言えるでしょう。

しかし、この状況がいつまで続くかはわかりません。
いつ収束するかがわからない新型コロナウイルス。早く収束して欲しいものです。

では、ロレックスはいつ手放すのが良いのでしょうか?

※2020年4月14日現在の情報を元にしています。

ロレックスの売却をお迷いの方にとって、実は今とても良い時期なのです。

なぜ?と不思議に思われる方も多いでしょう。
その理由を4つにまとめてみましたので、どうぞご覧ください。

今、ロレックスを売却しても良い理由4選

今が売却に適している理由を4つのテーマに分けてご説明いたします。

理由① ロレックスは今だ高値で取引されている

まず、クォークの人気3モデル、直近の新品価格推移をまとめましたので、ご覧ください。

■ロレックス デイトナ Ref.116500LN 新品

■ロレックス エクスプローラー I Ref.214270 新品

■ロレックス サブマリーナー Ref.116610LN 新品

相場は下降傾向です。
しかし、相場を読み解きますとそこまで悲観すべきではありません。

上記商品以外のモデルにも共通して言えますが、相場のピークは2019年のバーゼルが開催された3月から7月となっており、デイトナ Ref.116500LN ホワイトダイヤル は315万円を超え、サブマリーナー Ref.116610LN は145万円に届いておりました。

ピークを越え、徐々に相場が落ち込んだことから、情報誌などでは“相場が暴落した”といった記載がされていました。また、消費税が上がったことも下落の要因だと考えられます。しかし、相場は下がったというより“落ち着いた”という表現が正しいようです。

それは、相場が下がりきった価格を見ても分かりますが、ロレックスの国内定価を下回っていないからです。特に、人気のスポーツモデルでは、ほとんどのモデルが定価を上回っています

上記を踏まえて、今一度グラフで直近の相場を見ていただくとお分かりいただけます通り、まだまだ定価割れはなく、高い相場のプレミアム価格で取引されています。

理由② 今後の相場が不明確

今まさに新型肺炎コロナウイルスの影響により、市場では“ロレックスの相場は下がる”と言われています。その根拠となりますのは、まだ記憶に新しい方もいらっしゃると思いますが“リーマンショック”です。

2008年に起きたこの出来事によって、日本も大きな経済ダメージを負いました。
その大きな理由となるのが“円高”です。今現在もロレックスは定価越えのプレミアムモデルが多いことで認知されていますが、当時も今ほどではございませんが、多くのモデルが国内定価を上回るプレミアム価格となっていました。しかし、急激な円高により、あのデイトナ Ref.116520 でさえ、販売価格が40万円以上の値下がりを見せ、定価を割る時期もございました。

今はまだ、新品の販売価格は定価以上の相場を保っていますが、2008年の当時以上の経済不況が予測される今後、これ以上相場が下がらないという確証はございません。

手持ちのロレックスで売却をお考えの方は、早めに現金化された方が賢明かもしれません。

理由③ 嗜好品への憧れや興味は尽きない

今後の経済状況が不安な中、先にも触れましたが、ロレックスの販売本数は店舗ベースでは下降傾向なものの、ECサイトなどの通信販売業界では格段に利用者が増えているという背景がございます。

しかし、メディアなどの自粛を促す配信が今後も増えることを考えますと、買い控えという停滞が発生し、更なる相場の落ち込みに繋がる可能性も懸念されます。

今はまだ、国内定価を保った相場となっていることを考えますと、売り手としてはまだ手遅れではないと言えるでしょう。

理由④ 機械式時計は定期的なメンテナンスが必要

ロレックスにとって、相場とは別に気になる点がこちら。
売り時を考慮して、メンテナンスが必要な状態なのに、いつか売るからとそのままタンスに眠らせて、ふと気づくと止まっている・・・
いざ査定に出すと“不具合品”となってしまい査定額からマイナスに・・・
こんな経験をされたことがある方は多いはずです。

メンテナンス(オーバーホール)を選んだ場合、基本工賃だけでも4万円以上・・・
ステンレスモデルでも、状態によっては10万円を超えるケースもあります。
これから売却を考えている中でのこの出費は痛いですよね。
果して、メンテナンスをしてまで次の機会を待つのは得なのでしょうか?

総括

この経済状況で今後の動向が不透明な中、さらなる相場の下落も考えられます。
金融資産でもある使用していないロレックスをお持ちの方は早めに現金化をご検討された方が良いかもしれません。

今、売却を考えられている方、当社クォークでは無料査定を行っております。
お力添えができるかもしれませんので、お気軽にご相談ください。