2022年、国内定価改定後の買取相場は?

2022年元日、ロレックスの日本国内定価が改定されました。
近年のロレックス価格の高騰から、日本国内定価と実勢売価の差があまりにも大きく、いつ日本国内定価の改定が行われてもおかしくないと感じていた方も多いのではないでしょうか?
また、昨年2021年の相場高騰は日本国内定価改定後にどう変わったのか……

今回は、昨年2021年~2022年1月にかけての日本国内定価改定後の買取相場をまとめてみました。値動きが分かりやすいよう、主要スポーツモデルをまとめてみましたので、早速見てみましょう。

 デイトナの買取相場

※2022年1月31日時点調べ

綺麗な右肩上がり。さすがキングオブロレックス“デイトナ”ですね!
2021年1月時点では260~270万円の買取相場ですが、2022年1月では更に200万円ほど上昇しています。日本国内定価は13万8000円上がりましたが、まだまだ実勢価格との差は縮まったとは言えません。流通量などを考慮すると相場下落の兆候は考えられませんが、このまま上昇し続けるのか?という不安も感じてしまいます。

 エクスプローラーI の買取相場

※2022年1月31日時点調べ

近年のロレックスは、ケースサイズが大型化している傾向にありまして、40mmを超えるケースサイズはスポーツモデルの代名詞的な印象がありました。しかし、現在ではデイトジャストやオイスター・パーペチュアルにも41mmサイズが登場しています。そのようなトレンドの中、昨年2021年に39mmから36mmサイズに回帰したエクスプローラーI の新型モデルが発表された際は衝撃的でした。

上記の衝撃とは裏腹に、エクスプローラーI については相場が安定している印象を受けます。流通量や新ムーブメントの採用といった噂も相まって、旧型モデル(Ref.214270)は2021年3月から相場が上昇し、新型モデル(Ref.124270)の発表を経て、2021年7月には120万円近い買取相場まで高騰を見せました。その後、 新型モデル(Ref.124270) の流通も安定したことで、新型と旧型モデル共に今現在の100万円前後という安定した買取相場となっています。 新型モデル(Ref.124270) については、登場からわずか半年で7万4000円の値上げ(日本国内定価の改定)が行われたことになりますが、元々プレミアム価格での取引がされていたこともあり、買取相場にはほとんど影響は無かったようです。

 エクスプローラーII の買取相場

※2022年1月31日時点調べ

ロレックストップクラスのケースサイズ42mmのエクスプローラーII 。ダイヤルバリエーションとして黒ダイヤルと白ダイヤルが存在し、特に黒ダイヤルは高い人気を誇っていました。しかし、近年白ダイヤルの人気が逆転し、黒ダイヤルを大きく上回っています。

こちらのエクスプローラーII は2021年に新作発表が行われたこともあり、新型モデルのRef.226570と旧型モデルのRef.216570の各色を買取相場表にまとめてみました。

旧型モデルのRef.216570については、2021年初めから新型モデルが登場した6月までの半年で20万円ほど高騰しています。その後落ち着きを見せた後、2022年1月時点では2021年の高騰時と同額まで上昇しています。黒ダイヤルも白ダイヤルの人気に引き上げられた印象です。
新型モデルのRef.226570については、2021年6月当初に比べると落ち着いた印象を受けます。流通が安定したことで相場も落ち着きを見せたものと考えられます。

 サブマリーナーの買取相場

※2022年1月31日時点調べ

2020年に41mm径ケースサイズへリニューアルしたサブマリーナー。
ステンレスモデルでは、デイト表示の有無によって人気が分かれるだけでなく、ロレックスのコーポレートカラーを採用したグリーンベゼルモデルのRef.126610LVも大きな注目を集めるモデルです。

買取相場としては全体的に上昇しています。サブマリーナー・ノンデイトのRef.124060は20万円ほど上昇、 サブマリーナー・デイトのRef.126610LNは50万円近い上昇となっています。この2モデルだけでも驚きなのですが、グリーンベゼルのRef.126610LVはなんと70万円以上上昇しています。2022年1月現在では、グリーンベゼルの商品在庫は非常に品薄の状態となっておりまして、クォークにおいても在庫のない店舗が多い状況となっています。

 GMTマスターII の買取相場

※2022年1月31日時点調べ

2021年、ジュビリーブレスモデルのみのラインナップに待望のオイスターブレスが追加されたことで話題を集めたGMTマスターII 。赤青ベゼルと青黒ベゼルの2ラインナップとなりますが、ジュビリーブレスとオイスターブレスの2種類が存在することで、実質4種類のラインナップとなります。

買取相場は全体的に右肩上がりとなっています。日本国内定価はジュビリーブレスが2万1000円高い設定額ですが、実勢はオイスターブレスの方が高い状況です。Ref.126710BLNRのオイスターブレスの買取相場は少し落ち着いた印象がありますが、他ラインナップは緩やかに上昇している状況です。

 今後の相場は?

2021年に登場した新型モデルについては、流通が安定したことにより相場は安定した印象が感じられます。しかし、まだまだ終わりが見えないコロナ禍。素材や働き手不足が世界中で騒がれている今、今後も激しい相場変動が起こる可能性も否めません。比較的相場が上昇し、安定している今は買取や買い替えに適した時期とも言えます。今が良い時期なのかなとお悩みの方はお近くのクォーク店舗までお気軽にご相談ください。